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ジャーナリストから転身 40代妻子持ちが自由に生きてみた

連載⑱40代妻子持ちが脱サラ生活へ メルカリ再び(3)初心者必見

メルカリ攻略の鍵は評価

他の出品者の「悪い評価」を分析していると、大体大きく4パターンに分類される。

 

ここでは「商品説明と異なる」悪質なケースは論外とした。

point
  • 連絡をおろそかにしている
  • 梱包がずさん
  • 約束の発送期日を守らない
  • 傷や汚れがあるのを隠して販売した

つまり、あまりにもずさんだったり、ずるかったりすると「バツ」がつくのだ。

 

 

あいさつは「売買成立」と「発送」のタイミングで 

 

「あいさつがない」との理由で、普通以下の評価がつけられているケースが結構ある。

 

では、連絡をこまめにすればいいかといえば、そう単純でもない。

 

注意すべきは、購入者それぞれの「特性」だ。

 

コメントが面倒な相手に対し、こまめにメッセージを入れるのは逆効果になる場合がある。

 

俺が一番嫌いな『商品は届きましたか?』というコメントを入れられた。だから悪い評価をつけた」などという信じられないパターンも存在するのだ。

 

 

メルカリ攻略 評価の分析

 

個々人の特性は、その人の付けた(あるいは付けられた)「評価コメント」から簡単に読み取れる。

 

コメントを嫌う購入者の対応は、最低限のあいさつと、「追跡番号」や「トラブル時には誠実に対応する旨」などにとどめるのが無難だ。

 

間違ってもレスポンスを求めたりしてはいけない。

 

出品者としての不安は、全部「グッとのみ込む」のがコツだ。

 

「お世話になります。ご報告だけ差し上げます」ぐらいの気遣いが悪評への防衛策になる。

 

 

さりげない配慮を

 

逆に「あいさつがなく不安なお取引でした」との理由で、「悪い」もしくは「普通」の評価を入れた実績のある購入者に対しては、「くどくならない程度」の親切な対応がおすすめだ。

 

特に「何かあった場合は全額返金する」ぐらいの約束をしておくと、素晴らしいコメントを頂けたりする。

 

実際、その腹積もりで取引を進めた方が、全体でみると「プラス」になる。

 

以下、最低限のあいさつとして、万人向けのひな形を記してみた。

メルカリ経験者ならきっと一度は見たことのある文面ではないだろうか。

 

〇購入直後:「ご購入いただき、ありがとうございます。遅くとも〇〇には発送いたします。短い間ではありますが、よろしくお願いいたします」

 

〇発送時点:「先ほどお品を発送させて頂きました。追跡番号は〇〇です。検品、梱包には万全を期しておりますが、万一何か問題がございましたら、お取引終了となる評価の前にお知らせください。誠実に対応いたします」

 

 

ずさんな梱包が命取りに

 

「丁寧な梱包」も欠かせない。

 

商品を緩衝材の「プチプチ」で梱包し、100均で売られているポリプロピレンの「クリアポケット」などに入れ、サンキューカードを添えるのが理想だ。

 

特に、緩衝材「プチプチ」と、水濡れを防ぐ「クリアポケット(フィルター)」は、商品によって必須アイテムとなるので、封筒とともに常にストックしておくことをおすすめする。

 

梱包を一式パターン化しておくと、作業効率が高まること請け合いだ。

 

 

発送期日の厳守

 

発送は「即日」、最悪でも「翌日」に行うのが理想なのだが、もっと大切なのは、約束した期日を守ることだ。

 

追跡番号があると、嘘をついたところですべて見透かされてしまう。

 

何より重要なのは「守ることのできない約束は決してしない」ことだ。

 

 

キズの明示は基本

 

商品にキズやヨゴレがある場合は、はっきりみせておくに尽きる。

 

商品写真は4点まで掲載可能なのだが、最後の1枚は、必ずマイナスの部分をみせておくべきだ。

 

キズはヨゴレは、こちらの見落としでさえ駄目出しを受ける大きな評価ポイントといえる。

 

検品しきれない場合は、「見落としがあるかもしれないので、美品をお求めの方はご注意ください」との但し書きが欠かせない。

 

 

感激に転じた冷汗

 

実際、僕も商品への「記名跡」を発送直前に見つけたことがある。

 

本当にごく薄っすらと書かれていて、まったく気が付かなかったのだ。

 

購入者の方に正直に事情を伝え、「返金」「値引き」での対応を申し出たところ、「追加購入する商品の100円値引き」という逆提案を受けて、話がまとまった。

 

そして、商品が手元に届いた段階で「顔の見えないお取引で苦い思いを何度かしているのですが、本当に気持ちのいいお取引でした。こういうのって、お金じゃないんですよね。普通ならスルーしますよ。感激しました」というコメントを頂いた。

 

その翌日、とても高価な出品物を買ってもらった。 

 

もっと安くで同じ商品が出品されているにも関わらずだ。

 

感激させられたのは、むしろ僕の方だった。 

 

それこそ「お金では買えない経験」をさせて頂いたのだ。

 

連載⑲メルカリ再び(4)