新たな成長へ、相手や自分に変化を起こすには、いったいどうすればいいのか――。
さきほど大切なことに気づきましたので、急いで書きます。
あ、すみません、ごあいさつが遅れました。
プーです。
最近Twitterを始めた僕ですが、良識ある方々のツイートを拝見していくうちに、「明日を変えるには、今日を変えねばならない」ことを学びました。
さらにこの考えを深堀りして、今しがた、気づいた重要なことがあります。
それは「変化を起こすには、やり方を変えなければならない」ということです!
……。
仰りたいことは分かります。
当たり前、ですよね。
ただ、やり方を変えずに変化だけを待っていることって、実は意外なほどたくさんあると思いますよ。
叱り続ける前に「立ち止まる」
例えば、何度叱っても直らない子供の悪しき習慣、あるいは、部下や後輩の悪い癖って、ありませんか?
- 遅れるから早くしなさい!毎日毎日もう…
- 連絡は密にしろって、何度言ったらわかるんだ!
- だからぁ、毎回言ってるじゃないか…
この段階でピンと来た方もいるのではないでしょうか。
同じことを何度言っても「効果がない」という結果は、すでに出ているのです。
指導する側も、実は一緒になって同じ失敗を繰り返しているわけです。
そして、「言っても仕方がない」という結論の多くは、相手を否定するためではなく、自分に言い聞かせるべき言葉だったのです。
天真爛漫な娘のケース
では、毎朝テレビに没頭し、なかなか朝食もとらず、学校に行く準備を全然しない娘を諭すには、いったいどうすればいいのか。
毎朝、妻と娘のやり取りを他人事のようにはたから聞いていると、双方ともに気の毒に思えて仕方がありません。
妻: 「はやく用意しなさい。あと2分しかないのよ。給食ナフキン持ったの」
娘: 「まだだけど、わかってる。あ、お母さん、昨日の夜見た夢なんだけどね」
思わず噴き出す僕をよそに、ついに妻が大爆発を起こしてしまいました。
その夜、妻と話し合ったのですが、育児に対する僕の姿勢に彼女はとてもご立腹のようすで、まったく言うことを聞かない娘の振る舞いに、ため息をつくばかりでした。
条件反射のスイッチをOFFに
叱っても直らないのに、また叱る――
その原因は、きっと条件反射的に「叱るスイッチ」が入るからだと思います。
・またやってない⇒ポチッ
・あれだけいってもできていない⇒カチン
・何度言えば直るのか ⇒プチン
僕たちは大人になる過程で、同じようなことで親に何度も叱られ、上司に幾度も怒鳴られながら、気が付けばできるようになっていた感じですよね。
でもよく考えてみると、本当に叱られ続けたから、できるようになったのでしょうか。
もちろん、まったく影響がないとまでは言いませんが、もっと大切なのは、自分の経験から得た「気づき」にあるに違いありません。
成功なり失敗なりを経験し、自分にとってプラスになることさえ刷り込んでしまえば、マイナスの行動は段々変わっていくはずです。
誰しもが、そんな経験をしてきたはずです。
そしてこの夜、僕ら夫婦が達した結論というも「気が付くまで、もう何も言わない」ということでした。
つまり、おなかをすかせ、遅刻させ、先生に怒られるのを「見守る」方法を一度とってみることにしたわけです。
少し実践してみたところ、妻はついつい口出ししてしまい、娘も「叱ってほしい」と求めるようになってきました。
なかなか思うようにはいきませんが、このまま続けていくうちに、互いに多くの気づきが生れるに違いありません。
自分に起こす変化は「逆のアプローチ」で
もちろん、これは指導側の立場にとどまる話ではありません。
「伸び悩み」「行き詰り」「停滞」「鈍化」…。
ビジネスであれ、趣味であれ、新たな変化を求めるのであれば、「きょう」、「明日のために」、やり方、あるいは心持ちなんかを変えなければならないというわけです。
そして、実はこの考え方を逆流させるのも「あり」だと思います。
漫然と半自動的にとっている行動を一度意識的に変えてみる。
お弁当で美味しいものを最後に食べる癖、いつもの通勤ルート、夜型の生活リズム…。
日常の無意識を意識的に変えてみることで、思わぬ気づきがあるかもしれません。
長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。