こんにちは。
プーです。
前回は半年前から親子で空手を始めた話題についてご紹介しましたが、今回はその続きです。
トーナメント出場の結果をお伝えする前に、親子で空手を始めた経緯について触れておきたい思います。
きっかけは映画
溺愛し過ぎて少し甘やかしたせいか、我が子はとても軟弱な子に育ってしまいました。
とくに下の子は「寒いから外に出たくない」だの、「臭いトイレには行きたくない」だの、とにかくわがままです。
2年生になっても、「我慢」というものを覚える気配は一切ありません。
そんな彼がテレビである映画に出会い、虜になりました。
不朽の名作「ベスト・キッド」です。
空手とオリエンタルマジック
ベスト・キッドは僕も大好きだったアメリカ映画で、米国人の若者「ダニエル・ラルーソー」が空手の修行を通じて成長していく様を描いたストーリー。
パット・モリタ氏演じる空手の師匠「ミヤギさん」(宮城成義)こそが真の主役ともいえ、僕の中にある「理想の師匠像」を完璧なまでに演じ切っています。
ぶっきらぼうに弟子に雑用を与え続けるミヤギさんですが、その実すべてが空手の修行を意図していたところなどが、もう最高です。
ちなみにパット・モリタ氏は、ベスト・キッドのほかにも「世界崩壊の序曲」というパニック映画にも出演していますが、こちらはあまりおすすめできません。
モリタ氏は同映画で「サム」という役を演じているのですが、噴火口にスローモーションで落下していく姿は見るに堪えず、当時の僕は激しく戸惑うばかりでした。
山籠もり断念、道場の門をたたく
少し話が脱線しましたが、血は争えないもので、息子もこの映画にドハマりし、空手を学ばせることになりました。
僕ら世代で空手と言えば、何といっても「山籠(やまご)もり」です。
滝行などをもって、まず空手の精神を鍛えようとしましたが、「クマが怖い」「虫が出る」などの理由で息子の強い抵抗にあい、あえなく断念。
そこで、近くの空手道場に入門することになったわけですが、無料体験会に同伴した上の娘も「私もやりたい」と駄々をこね、結局、姉弟で空手を始めることになりました。
道着や防具を買いそろえるとなると、(貧乏生活を余儀なくされる我が家にとっては)とてつもない出費です。
とはいえ、娘が自分から何かを「やりたい」と言い出すのは初めてのことだけに、無下にするわけにもいきません。
こうした経緯で、無理くり用立てたお金を払って週1回、我が子を道場に通わせることにしたのですが、残りの6日は空手経験のない父が指導に当たります。
近所でも噂になる親子の空手練習は、道場のそれを超えるほど過酷です。
眼光の鋭い謎の老人が幾人も現れたり、隠れて動画撮影する人が出現したり、意図せぬところで周囲からの関心を誘っているようです。
この続きは次回の講釈で。
練習風景と大会結果などについて執筆する予定です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。