プーログ

ジャーナリストから転身 40代妻子持ちが自由に生きてみた

連載㉑40代妻子持ちが脱サラ生活へ ボスの申し出

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メルカリで販売する商品の「動作確認」と称し、ファミコンに興じる僕のスマホに、夕刻、一本の電話があった。

 

見慣れない番号だ。

 

誰だろうと思いながらも、愛想よく電話に出た。

 

僕 ;「はい、もしもし」

 

? :「おう、俺だ。バカかお前!あぁ?何考えてんだ」

 

開口一番の毒舌、何よりこのハスキーボイス、どこかで聞き覚えが…

 

青ざめる僕。

 

古巣のOB、元ボスのMさんに違いない。

 

 

古巣復帰へのお誘い 戸惑いと深い感謝

僕 ;「あ、あれ。いやいや、ご無沙汰しております」

 

M :「あれ、じゃねえだろお前!親父さんから聞いただろう」

 

僕 :「あ、はい。すみません…」

 

Mさんは、何の相談もなしに会社を辞めた上、挨拶にすら来なかった僕の不義理に、相当ご立腹の様子だった。

 

もし挨拶にお邪魔していれば、やはり強引に引き戻されたはずだ…。

 

M :「●●が原因だろう!ああ?あんな奴に負けてどうする」

 

僕 :「いや、決してそういうわけでは…」

 

M :「じゃあ何なんだ。老後はどうするんだ。甘いんだよ、お前は!」

 

かくして、30分ほど罵られ続けたが、ようするに「会社に戻れ」という内容だった。

 

利害関係を超えたところでの申し出に、涙が出そうなぐらい、僕は本当にありがたく思った。

 

M :「で、戻りたいんだろ。子供も可哀そうだもんな。え、どうなんだ」

 

僕 :「すみません。即答はできません。でも必ず挨拶には伺います」

 

結論を先送りにしたというより、失礼のないよう言葉を選びながら、僕は電話を切った。

 

もう、腹は決まっていたのだ。

 

 

運命の扉

確かに、会社を辞めて随分時間がたつが、いまの僕に確たる収入源はない。

 

何かしらの軽い仕事に就き、足らず分を得意の「メルカリ」で補強してやれば、家族4人ぐらい食べていけなくもない。

 

だが、どうも気持ちがスッキリしない。

 

ボスの毒気に当てられた僕は、ふと、あることを思い出した。

 

「飲みに行こう」と誘われた後、しばらくそのままにしてあった友人Sとの約束だ。

 

Sは20代で独立した筋金入りの経営者で、いま、4人の社員を抱える小さな会社の代表だ。

 

割と立派なマンションに住んでいるのだが、新規事業を精力的に立ち上げる挑戦者の身でもある。

 

Mさんから電話をもらった翌日、地元のバーで僕はSと会うことにした。

 

そこで僕は、あるビジネスモデルと出会うことになる。

 

連載㉒中国ビジネスとの出会い(1)へ

 

連載⑳40代妻子持ちが脱サラ生活へ メルカリ再び(5)

メルカリでの評価は価格設定にまで影響が及ぶ"

前章でも触れたが話題だが、メルカリで「良い評価」が集まってくると、今度は「高い商品」もそこそこに売れるようになる。

 

なかでも「相場観のつかみにくい出品物」には、絶大な効果を発揮するのだ。

 

特に、仕入れした商品を扱う出品者にとっては、「お得感の演出」とこの「評価」が一つの生命線になる。

 

悪質な出品者からの購入で痛い目に合う人が増えているだけに、評価の重要性は今後一段と高まっていくに違いない。

 

 

メルカリは信用力に真価 コメントも丁寧に

 

交渉を持ちかけられた際も、コメントのやりとりは「閲覧可能な記録」として残るので、丁寧にしておくべきだ。

 

・誠実な対応かどうか

・気持ちの悪い相手かどうか

・むやみに傷つけられないかどうか

 

そのあたりもチェックされている。

 

誰しも、不愉快な思いをしたくないのだ。

 

事実、出品者のマズい対応が原因で、割安の出品物が売れないケースも、数えきれないほどたくさんあるのだ。

 

 

プーのケース

 

僕の場合、良い評価が70~80を超えたあたりから、誰も見向きもしなかった5千円、1万円を超える出品物が売れ出した。

 

評価が高く、sold outの割合が高いと「ぼったくりしません」というサインにもなるのだ。

 

だから、相場観が読みにくい商品に関しては、なかなかの利益率で買ってもらえたりもする。

 

もう少し評価が増えていくと方法も変わるのだが、初心者は信用第一で、格安出品とsold outをキープすれば、滑り出しもよくなる。

 

購入者として評価を増やしていくのもアリだ。

 

 

先々を見据え最初は評価集めを

 

ひるがえって、目先の100円にこだわるのは、メルカリ市場で最も悪い手だ。

 

評価の少ないうちは、逆に「100円で良い評価を買う」のが正解といえる。

 

300円の品物も、1万円の商品も、「評価」の重みはまったく同じなのだ。

 

僕は利益率の低い商品ほど、「注意が必要」と自戒している。

 

 

販売価格と労力のバランス

 

薄利多売で回転率を上げる方法は、かえって高くつく。

 

というのも、かかる労力を「人件費」と考えれば、むしろマイナスになるからだ。

 

また、格安出品は「悪いくじを引く確率が高まる」傾向も強い。

 

つまりメルカリ初心者は「損して得をとる」というのが僕の結論。

 

「メルカリ相場」のからくりを逆手にとって、高利益率で商品を回す発展型のビジネスモデルのイメージもできつつある。

 

ちょっと時間がかかりそうだが、検証作業が終わり次第、いつか公表したい。

 

吉報をお待ちいただければ幸いだ。

 

連載㉑ボスの申し出

脱サラ40代男の独り言 離職の今年に一切悔いなし

分岐点の2017年を総括 来年の自分に宛て

ことし、自分の常識を超えた。不安はすべて解消されたわけではないが、脱サラに悔いはない

 

明日で今年が終わる。

 

なんといっても、2017年は記念すべき離職の年だ。

 

人生における最大のターニングポイントになった。

 

2年以上迷い続けて、ようやく踏み切った。

 

先々への不安、古い常識との戦いだった。

 

やっと、これを制した。

 

退職届を出し、最も大切なものを守るための意志表示をしたのだ。

 

 

生きる時間の回復 

 

はたからみると、やっていることはたぶん滅茶苦茶だ。

 

一部の身内はいまだに僕が「克服した」のではなく「逃げた」ものと捉えている。

 

それはある意味正解といえなくもないが、本質的には不正解といえる。

 

原因は職場環境という外側の問題ではなく、人生観、死生観という「内側の問題」なのだ。

 

実際、僕は相手を選ばずに盾突く度胸もあったし、サラリーマンの弱点を突く「エグイ喧嘩のやり方」も知っていた。

 

手柄への関心も薄く、記者にしては珍しい「全体最適」を見据えていたものと自負している。

 

つまり、「外側の問題」は、20年以上にわたるサラリーマン生活の中で、対処するスキルをモノにしていたのだ。

 

 

社会人軸から自分軸へ

 

それでも、離職に踏み切ったのは「自分」を取り戻すためだ。

 

僕はサラリーマン生活で「自分として生きる時間」を失っていた。

 

「自分らしく」ではない。

「自分として」だ。

 

僕にとって、これ以上に「生きる意味」はない。

 

必要なものを守るのに、時に不要なものを捨てなければならないのだ。

 

そして僕は安全地帯から外に出る決意を固めた。

 

 

死生観の変化に生じた苦悩

 

退職願を提出するまでの間、会社生活に対する苦悩は半端ではなかった。

 

生きる意味が変わってしまった人間にとって、職場はもはや牢獄でしかない。

 

居場所があって、ないようなものだ。

 

「自分を生きる」という新たな価値観を手放せば、楽になれる。

 

ただ、この価値観は家族同様、決して捨てることができない「必要なもの」なのだ。

 

これを放棄するぐらいなら、死んだ方がマシとさえ思った。

 

自分を追い詰めるプロセスで、命を絶つシミュレーションを何度もした。

 

苦しむ人は、死にたいのではない。

 

ただ楽になりたいだけなのだと分かった。

 

 

酸いも甘いも味わい尽くす

 

会社組織を離れたのは、結果して英断だった。

 

後悔はまったくないが、将来への不安が一切ないといえば嘘になる。

 

ただ、そんなものは邪魔になるだけだと分かっている。

 

そもそも、とてつもない僥倖のすえ、偶然手にした「人生の切符」だ。

 

知的生命体の誕生から受精のプロセスまでを紐解くと、人生がいかに希少価値の高いものなのかがみえてくる。

 

そんな奇跡の存在である人も、いつか死んで土にかえるのだ。

 

僕は無宗教だが、人の生には意味があると踏んでいる。

 

「核シェルター」に閉じこもっていては、あまりにももったいない。

 

とにかく、味わい尽くす。

 

過去というこれまでの自分には後悔でなく慈しみを、今のいう自分には不満でなく満足を、これからという自分には不安でなく明るいビジョンをもって生きていきたい。

 

 

 

連載⑲40代妻子持ちが脱サラ生活へ メルカリ再び(4) 初心者必見

メルカリは小ぶりで薄い商品の出品が有利

 メルカリでは、配送について、「送料込み」と「着払い」のいずれかを選択して商品を出品するのだが、大多数の出品者が「送料込み」を選択している。

 

送料に透明感のない「着払い」は、敬遠されるからだ。

 

「いくらかかるのかな」

「送料でぼったくられたら嫌だな」

 

購入者にそんな要らぬ心配まで与えてしまう。

 

したがって、配送料の負担は「送料込み」(出品者負担)が鉄則だ。

 

 

【メルカリ】小さく薄い出品物が有利

 

送料込みが基本になる分、メルカリでは「薄く小さな出品物」が有利といえる。

 

ユーザーは若者と主婦が圧倒的に多く、そのあたりを狙って「薄くて小さなもの」を出品するのがおすすめだ。

 

配送方法は、商品の大きさにもよるが、僕の場合、164円ととても安価なクリックポストの一択。

 

厚さ3センチ、A4サイズまでの梱包が可能になる上、追跡番号も付いていて、とにかく使い勝手がいい。

 

またクリックポストの場合、こちらの住所が必ず記載されるため、悪評価が集中している「依頼主の住所が記載されていない」という落とし穴も自動的に回避される。

 

さらにクリックポストは「郵便配達員に記憶されやすい」点でも、配送事故時の対応に有利になってくるのだが、これはあまり知られていない。

 

 

【運送会社】大口契約も簡単に

 

実は運送会社と大口契約を結ぶ手もある。

 

個人でも意外なほど簡単に交渉に応じてくれるのだ。

 

僕も試してみたが、あっさりと見積もりを出してくれた。

 

いわゆる「相みつ」をとってやれば、送料が一段と有利になるのは間違いない。

 

数をさばく自信がある場合は、やはり大口契約がお薦めだ。

 

 

メルカリ内での転売

 

ここでひとつ、書き忘れた注意点があるのだが、メルカリ内での転売はあまりおすすめできない。

 

僕も少し試してみたことがあったのだが、この作業は、労力の割に報われないうえ、精神的にもあまりいい影響を与えない。

 

購入者の目を気にするというより、「がめつさ」「浅ましさ」ばかりが強まっていき、必ず墓穴を掘ることになる。

 

つぶさに観察していると、こうしたがめつい人は、購入者として「悪い評価」を付けられているケースが多い。

 

そんなことをしなくても、利益を取る方法はほかにあるのだ。

 

連載⑳メルカリ再び(5)

40代脱サラ男の悲哀 本当に必要なもの

仕事を辞めた者にとって節約は必須だが、必要なモノに絞り込むシンプルな生活も悪くない

脱サラして無職の身になったプーです。

 

名実ともに、ついに「プー」になってしまいました。

 

ただ、ガチガチの重荷を捨てた分、心はとても軽くなりました。

 

「不安」「後悔」といった不要なものまで背負いこむ必要なんて、どこにもありません。

 

むしろ、必要なのは「反省材料」と「明るい未来へのビジョン」です。

 

ネガティブ思考を抱え込むと、本当にロクなことがありません。

 

いまだ捨てきれずにいるからこそ、それがよくわかります。

 

 

時に「欲しいモノ」が心の荷物に

 

そしてこれは、実際にお金を払って買う「モノ」にも、同じことが言えるのだと思います。

 

「欲しいモノ」ではなく「必要なモノ」。

 

その見極めができるようになれば、人生はとてもシンプルになるに違いありません。

 

特に「見栄」を気にして購入する「モノ」には、注意が必要です。

 

そもそも「見栄」なんていうのは、邪魔になるばかりで「一文の得」にもなりません。

 

そんな「モノ」をそばに置いてしまうと、心にも「余計なモノ」を抱き込む羽目になります。

 

 

満腹感を生まぬ物欲

 

子どもをみていると、よくわかります。

 

おもちゃは刹那的な満足感を与えてくれますが、すぐに飽きてしまいます。

 

だから、また次のおもちゃが欲しくなる。

 

・友達が持っているから

・新しいのが出たから

 

まあ、子どものうちはそれでいいのだと思いますが…。

 

いずれにしても、欲しいモノの基準を必要なモノに置き換えると、心は楽になるはずです。

 

しあわせというのは、実は「足し算」なんかではなく、「引き算」なのかもしれません。

連載⑱40代妻子持ちが脱サラ生活へ メルカリ再び(3)初心者必見

メルカリ攻略の鍵は評価

他の出品者の「悪い評価」を分析していると、大体大きく4パターンに分類される。

 

ここでは「商品説明と異なる」悪質なケースは論外とした。

point
  • 連絡をおろそかにしている
  • 梱包がずさん
  • 約束の発送期日を守らない
  • 傷や汚れがあるのを隠して販売した

つまり、あまりにもずさんだったり、ずるかったりすると「バツ」がつくのだ。

 

 

あいさつは「売買成立」と「発送」のタイミングで 

 

「あいさつがない」との理由で、普通以下の評価がつけられているケースが結構ある。

 

では、連絡をこまめにすればいいかといえば、そう単純でもない。

 

注意すべきは、購入者それぞれの「特性」だ。

 

コメントが面倒な相手に対し、こまめにメッセージを入れるのは逆効果になる場合がある。

 

俺が一番嫌いな『商品は届きましたか?』というコメントを入れられた。だから悪い評価をつけた」などという信じられないパターンも存在するのだ。

 

 

メルカリ攻略 評価の分析

 

個々人の特性は、その人の付けた(あるいは付けられた)「評価コメント」から簡単に読み取れる。

 

コメントを嫌う購入者の対応は、最低限のあいさつと、「追跡番号」や「トラブル時には誠実に対応する旨」などにとどめるのが無難だ。

 

間違ってもレスポンスを求めたりしてはいけない。

 

出品者としての不安は、全部「グッとのみ込む」のがコツだ。

 

「お世話になります。ご報告だけ差し上げます」ぐらいの気遣いが悪評への防衛策になる。

 

 

さりげない配慮を

 

逆に「あいさつがなく不安なお取引でした」との理由で、「悪い」もしくは「普通」の評価を入れた実績のある購入者に対しては、「くどくならない程度」の親切な対応がおすすめだ。

 

特に「何かあった場合は全額返金する」ぐらいの約束をしておくと、素晴らしいコメントを頂けたりする。

 

実際、その腹積もりで取引を進めた方が、全体でみると「プラス」になる。

 

以下、最低限のあいさつとして、万人向けのひな形を記してみた。

メルカリ経験者ならきっと一度は見たことのある文面ではないだろうか。

 

〇購入直後:「ご購入いただき、ありがとうございます。遅くとも〇〇には発送いたします。短い間ではありますが、よろしくお願いいたします」

 

〇発送時点:「先ほどお品を発送させて頂きました。追跡番号は〇〇です。検品、梱包には万全を期しておりますが、万一何か問題がございましたら、お取引終了となる評価の前にお知らせください。誠実に対応いたします」

 

 

ずさんな梱包が命取りに

 

「丁寧な梱包」も欠かせない。

 

商品を緩衝材の「プチプチ」で梱包し、100均で売られているポリプロピレンの「クリアポケット」などに入れ、サンキューカードを添えるのが理想だ。

 

特に、緩衝材「プチプチ」と、水濡れを防ぐ「クリアポケット(フィルター)」は、商品によって必須アイテムとなるので、封筒とともに常にストックしておくことをおすすめする。

 

梱包を一式パターン化しておくと、作業効率が高まること請け合いだ。

 

 

発送期日の厳守

 

発送は「即日」、最悪でも「翌日」に行うのが理想なのだが、もっと大切なのは、約束した期日を守ることだ。

 

追跡番号があると、嘘をついたところですべて見透かされてしまう。

 

何より重要なのは「守ることのできない約束は決してしない」ことだ。

 

 

キズの明示は基本

 

商品にキズやヨゴレがある場合は、はっきりみせておくに尽きる。

 

商品写真は4点まで掲載可能なのだが、最後の1枚は、必ずマイナスの部分をみせておくべきだ。

 

キズはヨゴレは、こちらの見落としでさえ駄目出しを受ける大きな評価ポイントといえる。

 

検品しきれない場合は、「見落としがあるかもしれないので、美品をお求めの方はご注意ください」との但し書きが欠かせない。

 

 

感激に転じた冷汗

 

実際、僕も商品への「記名跡」を発送直前に見つけたことがある。

 

本当にごく薄っすらと書かれていて、まったく気が付かなかったのだ。

 

購入者の方に正直に事情を伝え、「返金」「値引き」での対応を申し出たところ、「追加購入する商品の100円値引き」という逆提案を受けて、話がまとまった。

 

そして、商品が手元に届いた段階で「顔の見えないお取引で苦い思いを何度かしているのですが、本当に気持ちのいいお取引でした。こういうのって、お金じゃないんですよね。普通ならスルーしますよ。感激しました」というコメントを頂いた。

 

その翌日、とても高価な出品物を買ってもらった。 

 

もっと安くで同じ商品が出品されているにも関わらずだ。

 

感激させられたのは、むしろ僕の方だった。 

 

それこそ「お金では買えない経験」をさせて頂いたのだ。

 

連載⑲メルカリ再び(4)

 

連載⑰40代妻子持ちが脱サラ生活へ メルカリ再び(2)初心者必見

メルカリではまず評価固めを

メルカリで注目すべきポイントは「曜日・時間帯」「検索キーワードの設定」などいくつかあるのだが、最初に固めるべきは「評価」だ。

 

実際、無職の冒険者である僕は「感動してもらえるぐらい丁寧なサービス」を心がけることから始めた。

 

当初「ディスクシステム」だの「超合金」だのを買い漁ったのが奏功したといえる。

 

つまり、評価の高い他の出品者から「丁寧なサービス」の具体的な形を学んだわけだ。

 

ミイラ取りがミイラになって、結果的によかったといえる。

 

発送も基本「即日」、最悪でも「翌日」とし、迅速な配送に努めた。

 

すると、鳴かず飛ばずの状況から次第に

 

・仮に少々高くても、あなたから買いたい

・梱包もすごく丁寧で、まったく不安のないお取引でした

・本当に信頼できる出品者さまです

 

といったコメントが頂けるようになった。

 

びっくりするぐらい簡単だ。

 

こうした人たちとのコミュニケーションがまた、たまらなく楽しい。

 

これも、メルカリのだいご味の一つといえる。

 

 

「日本製」の安心感さながら メルカリの高評価

 

おかげさまで、3桁の実績の中に「普通」「悪い」の評価はいまのところゼロだ。

 

仮に「悪いくじ」を引いたところで、購入者側で「悪評価を付けた相手の人格」「内容」「過去の実績」を分析してもらえるので、さして問題にはならないのも分かった。

 

ようするに、購入者の書いてくれる評価内容は、出品者の「サービスの質」を示す格付けになり、「メイドインジャパン」の安心感さながらに、有利な価格設定が可能になるのだ。 

 

同額ならどちらを選ぶか。

悪い評価の相手から高い買い物ができるか。

 

購入者側の立場に立てば、評価の重要性はおのずとわかる。

 

 

新規出品が呼び水に

 

継続した出品も効果的だ。

 

メルカリの出品物は出品順に掲載されていくシステムになっている。

 

出品したばかりの商品は、目につきやすいところに商品が掲示されるわけだ。

 

そして、出品者ごとの全商品リストを閲覧できる機能もついている。

 

そのため、新たな出品物の中に「目玉商品」を混ぜておくと、検索順位が低くなった過去の商品も「芋づる式」に売れていくケースがままある。

 

つまり、新たな出品物を呼び水に、ほったらかしにしておいた検索順位の低い商品も、「改めて発掘してもらえる」わけだ。

 

ここで、出品者の「sold out」率が高いと、購入者側で「お買い得な商品群」と錯覚を起こしてくれる場合もあり、売れ残りが突然さばけたりもする。

 

従って、スケベ根性を出さず、常に「適正価格」で提供しておくことが大切だ。

 

極端に高い商品があると、購入の連鎖が止まり、せっかくの商機を逃す羽目になる。

 

段々ブログの迷走振りが際立ってきたが、次回連載⑱は悪い評価を受ける人の特徴と対応策などについてまとめてみたい。