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ジャーナリストから転身 40代妻子持ちが自由な生き方を提案

連載⑨40代妻子持ちが脱サラ生活へ ネットショップへの道

脱サラへの道は無数にある。ネットショップもその一つだ

脱サラした僕にとって「自営」の道は、常に強い興味の対象だ。

 

フリーターでいるよりも、むしろ有力な選択肢の一つだと考えている。

 

特に「物販」という未知の世界は、これまでの編集職とはまるで異なる景色を見せてくれるはずだ。

 

とはいえ、Excelすら満足に使いこなせない僕からすれば(最近は少し勉強をしている)、経験はおろか、とっかかりすら見当たらないのが実態である。

 

あてもなく、藁にもすがる思いで、ネットサーフィンを続ける僕。

 

時折脱線しながらも、覇気のないうつろな目が、ついに魅力的なオファーを捉えた。

 

初心者向け。ネットショップ開業の方法を一から教えます

 

 

ネット通販ビジネス 実力者と「マンツーマン」で

 

それは、地域のミニコミ誌のような媒体が企画したセミナーだった。

 

開催場所は何と隣町。受講費も5000円を切る破格設定だ。

 

僕は早速これに申し込み、電車で会場に赴いた。

 

はやる気持ちの割には、到着したのは開演5分前だった。

 

滑り込みとなったものの、会場の扉は閉ざされたまま。

 

主催者はおろか、講師も受講者もいない。

 

何度確認しても、開催日時は合っている。

 

不安になり始めた僕の肩を、誰かがトントンと叩く。

 

振り返ると、主催者らしき人とともに、この日の講師が現れた。

 

「ごめんなさい遅れちゃって。朝の部は集まりが悪くて。実は今日の受講者、あなた一人だけなんです」

 

不安は歓喜に。

 

なんという僥倖だ。

 

講師は楽天市場で鳴らした、その筋の「超有名人」だ。

 

そんな達人からサシで2時間、みっちりとお話を聞くことができるなんて、神様の采配以外に考えられない。

 

それも、こちからからの質問にすべて答えてもらう形で、この講義は進むのだ。

 

どこまでも都合のいい展開から、僕は確信した。

 

これこそが、自分の進むべき道だと。

 

 

目から鱗の戦術指南

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白いテーブルについた僕はまず、講師の成功体験から必勝法を探るべく、他店と差異化を図る手段やアクセス増への工夫、写真素材の集め方、リピーターの取り込み方等々、根掘り葉掘り聞きだした。

 

講師は現役プレーヤーでもあるため、許可を取っていない以上、ここでは数々の秘策を公開できないのだが、「ブランディングの重要性」「SNSでの拡散を狙った集客面での戦略」「送料の考え方」など、目から鱗の内容ばかりだった。

 

実戦で培ったビジネスセンスがすべての根底に流れている。

 

 

 肝心の仕入れルート

 

成功譚ばかりでなく、そんな人が語る苦悩も非常に奥が深い。

 

ネットショップの経営は、予想通り決して甘いものではなかった。 

 

それでも僕は、思わずこの人に「弟子入り」したくなったのだが、一つまだ聞いていないことがある。

 

最高の関心事にして最大の難所「仕入れ」についてだ。

 

質問をぶつけてみた。

 

僕:「先生、僕には物販の経験がありません。販売する商材も持っていないのですが、国内メーカーと取引し、ショップを開設する近道を教えてください」

 

先生:「あ、それは無理ですね」

 

僕:「え?」

 

先生:「私の仕事は夢を売ることではありません。はっきり申し上げて、ナイナイ尽くしでは楽天で生き残るのは難しいでしょう」

 

僕:「…」

 

先生:「…」

 

大丈夫。

 

どこにだって成功に続く道はある。

 

いずれにしても、必ず何とかしたいし、何とかなる。

 

次回連載⑩は「メルカリへの挑戦」をテーマにまとめた。