晴れて古物商の許認可が得られた妻だったが、最近PTAの仕事が忙しく、メルカリに少し飽きてしまったらしい。
逆に、鳴かず飛ばずの状況だった僕の出品物がそこそこ売れ始めている。
これは古巣からの魅力的なオファーに振り回される僕にとって、「精神安定剤」の効果をもたらす成果になった。
僕は愛おしい昭和のおもちゃとレトロゲームソフトのコレクションを出品しているのだが、極端に安くで手放すことはない。
メルカリ相場より若干高く、世間相場より若干低い程度だ。
それでも販売実績は3桁を越え、「sold out」もざっと9割以上をキープしている。
段々、コツがわかってきた。
重要なのは価格と信用力
メルカリは第一に「価格設定」、第二に「信用力」が重要になる。
価格設定を誤れば見向きもされないし、ひんしゅくを買う。
また、信用力がなければとても不利な値段設定を強いられ、高い商品も売れなくっててしまう。
何より、顔が見えないネット上での取引となるだけに、メルカリでの売買に不安を持つ人は多い。
不誠実な人との取引で、痛い思いをした購入者はなおさらだ。
実際、いくら「良い」の評価が多くても、悪質な理由で「悪い」「普通」が付けられている出品者は【要注意】といえる。
僕も「安物買いの銭失い」で、何度か苦い思いをした。
「動作未確認」とうそぶいて、ガラクタを売る出品者は驚くほど多いのだ。
「中古品」を「新品未使用」で販売する悪質なケースも少なくない。
慎重な購入者にメルカリの商機あり
少し言い方が悪いかもしれないが、そんな不安を持つ人たちとの取引がとても「オイシイ」のだ。
取引に不安を持つ人お客さんは、必ずと言っていいほど、評価欄に「素晴らしいコメント」を入れてくれるのだ。
そうした意味で、ずるい出品者の存在も、誠実な出品者の引き立て役になるとあって、長い目で見ると実はありがたい。
そして新参者にとっては、ここが突破口となる。
次回連載⑰は、初心者必見、「評価の大切さ」についてまとめたい。